Mの悲劇 #10 最終回

帰って来てまず最初にした事はえむひげを観る事(笑) いよいよ最終回。どうなる事やらと思いながら観ましたが… こんな良作ドラマほんと何年か振りに見た気がする。結論から言うと、完璧。最終回にありがちな変などんでん返しとかも無くて、電車がレールに乗って終着駅に着くようにちゃんとしっかりと終わった。最終回がどうなるかがホント気がかりやったから良かった…
とりあえず見終わってまず思った事は、佐々木蔵之介さんは神!!主役の吾郎ちゃんちょっと食われちゃった感がありますが、ホントに蔵之介さんの演技はスゴかった。よく体当たりの演技なんて言うけど、コレはそんな生やさしいもんじゃない。蔵之介さんの魂を見たような気になりました。先々週からのキレシーン、灯油をかぶるシーン(ライターつかねーだろってツッコミはまぁおいといて(笑))、逮捕後の号泣シーンとどれをとっても本当に素晴らしかった。しかしこれだけ良いと次からが大変そう…なんて変な心配をしてしまいます。前から好きでしたが今後も是非とも頑張って欲しい役者さんです。
内容の方はというと予想通り明の父親(名前が道男でコレもM)の犯罪ってのが美沙の両親を事実上殺したという事。借金取りの尾崎さんもただ単に美沙が好きだったワケではなく、施設の頃からずっと見ていたって設定。泣ける。衛の母親も良かったなー。面会室のシーンと衛、美沙の浜辺のシーンでは思わず俺も泣いた。今回の役が合ってたってのもあると思うけど、長谷川京子さんの演技は中々やと思う。他の綺麗どころの女優さん達と比べると頭抜けてる感じ。そして問題の衛と美沙がどうなるかやけど、一応これがどんでん返しになるんかな?二人は想い通じ合ったまま別れる。まぁ再会しようと思えばいつでも出来るし、何年後かには必ず一緒になると思うけど、このわざわざひっつけないのがまた良かった。何て言うか悲劇を描いてるけど逆に心が温められたドラマでした。こりゃDVD買うまであり得る。終わってしまって少し寂しくなるけど、間違えても続編なんかカンベン。SPでその後…ぐらいなら見たいような気もするけど。本当に良いもの観させて頂きました。